壁Checkまたは耐震Checkデータをwallstatデータとして出力
- ソフト名 :倒壊解析Converter for wallstat
- バージョン :1.12
- ライセンス :シェアウェア
- OS :Windows
- 開発 :杉浦 時人
倒壊解析Converter for wallstat ダウンロード
倒壊解析Converter for wallstat詳細
今まで、木造住宅新築時の壁量計算として、壁Check5を作成し、木造住宅の耐震診断として、耐震CheckIIIおよび5を作成しましたが、壁の配置または直下率の違いにより、実際の地震時において、どのような挙動をするか、大変興味深いものがありました。調べた結果、「木造住宅 倒壊解析ソフトウェア(wallstat)」で、地震時の挙動から、建物の性能によっては倒壊までをアニメーションで表現できる事を知りました。
壁Check5または耐震CheckIIIおよび5で、建物形状を入力していますので、そこに不足分を追加すれば、簡単に橋渡しができて、wallstatが使用できるのではないかと思い、「倒壊解析Converter for wallstat」(略:倒壊解析convW)を開発しました。
wallstatで必要な柱・壁・筋かいは、データを読み込めますが、横架材(土台・梁・桁)及びそれに係わる床材は、入力していませんので、入力が必要となります。それらを入力すれば、wallstatへ出力し、解析できるようになります。
注意して頂きたいのは、基準法壁量計算や許容応力度計算は、建築基準法で想定している「極めて稀に発生する地震」に対して倒壊、崩壊しないことを確かめるものです。壁Check5または耐震CheckIIIおよび5は、この基準に対応して作成していますが、壁量が満足していても、壁・柱の直下率が低い場合等、倒壊・崩壊する場合が有るかもしれません。wallstatでは入力地震波として選択できる「極稀地震」が、上記の「極めて稀に発生する地震」に相当します。しかし、「JMA神戸」をはじめとする過去の大地震で観測された地震波の強さは「極めて稀に発生する地震」を上回っていますので、「耐震等級3」で設計した建物でも、倒壊する可能性はあります。もし、これらの地震波を使用する場合は、壁Check5または耐震CheckIIIおよび5で入力した内容だけではなく、実際の建物を想定した外壁・内壁・雑壁等を追加入力して、設定されている建物荷重を「実情を考慮した荷重」に変更する必要があると思われます。