実際の傷病手当金を申請方法について説明していきたいと思いま。
傷病手当金の申請方法|申請書の用意から書き方・提出まで
申請に不備があると受け取るまでの時間が延びてしまうこともあります。これから説明する内容をご確認いただき、傷病手当金の申請から受け取りまでスムーズに進むよう準備していきましょう。
傷病手当金を申請するには傷病手当金支給申請書に必要事項を記入して提出をする必要があります。傷病手当金申請書は所属している医療保険のホームページからダウンロードして印刷をするか、電話で郵送を依頼することで入手することができます。
傷病手当金支給申請書は、自分で書く項目と事業主や医師に書いてもらう項目があります。また、お休みをしている理由がけがの場合は「負傷原因届」や「第三者行為による傷病届」など別途書類が必要となります。けがの場合はそれらの書類も一緒に準備するようにしましょう。
傷病手当金支給申請書の書き方①|医師・会社に記入してもらう
<医師の記載が必要な項目>
実際に働けない期間や働けない原因の診断、治療内容や医師の所見などがこれに当たります。ここで大事なのは、医師が書く働けない期間と、被保険者が書く休んだ期間が一致していることです。
この期間が一致していないと傷病手当給付金が支給されない可能性もありますのでご注意ください。
<事業主の記載が必要な項目>
実際の勤務状況や給与の支払状況などがあります。事業主はこの項目への記載を求められたら記載を行う義務があります。書いてもらえない場合は一度加入している保険窓口に相談するなどしてみましょう。
傷病手当金支給申請書の書き方②|自分で記入する
傷病手当金支給申請書には自分で記載する項目が2枚に別れています。
<1枚目>
1枚目には被保険者証(保険証)の記号と番号、名前や振り込み用の口座など、個人情報を記載する欄があります。
<2枚目>
2枚目には傷病名や仕事内容、療養のため休んだ期間などがあります。この「療養のために休んだ期間」に記載した日数が傷病手当金の支給日数になります。また、この項目が医師が書いた労務不能な期間と一致するようにしてください。
「あなたの仕事の内容」の欄には「プログラマー」や「家電量販店店員」など具体的な業務内容がわかるように記載してください。
傷病手当金支給申請書を保険者に提出する
傷病手当金申請書は被保険者証に記載された管轄の協会けんぽ支部へ提出します。方法は直接窓口への持ち込むか、郵送の2つがあります。また、会社が事業主の項目を書くのと合わせて郵送してくれることもありますので、一度確認してみるとよいでしょう。