潮流計算ツール(電力系統の作図・電力潮流の表示)
- ソフト名 :潮流計算ツール LoadFlowCalc
- バージョン :5.20
- ライセンス :シェアウェア:10,080円
- OS :Windows
- 開発 :hikos-sd
潮流計算ツール LoadFlowCalc詳細
このツールは電力系統を作図して、電力潮流計算や短絡計算を実行することができます。
最大の特徴は系統図の作図が容易で即計算することができる点です。本ツールでは以下の技術計算が可能です。
1.DC法潮流計算
有効電力と位相角を計算するもので、ブランチのリアクタンス分のみを考慮し、線形計算により近似値を高速に計算するものです。
2.AC法潮流計算
電圧・位相角・有効電力・無効電力を計算するもので、ブランチの抵抗分・リアクタンス分・静電容量分を考慮した厳密な計算をするものです。電力方程式の解法にニュートン・ラプソン法を用いています。
このため、入力データに誤りがあると解が収束しない場合があります。なお、LRの自動調整機能はありません。
3.短絡計算
三相短絡事故時の短絡容量(MVA)および短絡電流(KA)を計算します。発電機および送電線のリアクタンス分のみを考慮しています。
4.充電容量計算
送電線のアドミタンス(静電容量分)から充電容量を計算して、送電線の充電容量を系統図に表示します。
Windows VistaおよびWindows7での動作保証はできません。
全く使えないというものでははありませんが、メニューの表示および一部画面表示で問題があります。
■Windows Vista/Windows7 での問題点
・[表示][ツールバー][パーソナルメニュー]を使用すると、メニューが黒くなって見えません。
・[ファイル][日付型ファイルの保存・読込み]で、カレンダーのサイズが大きくなったので画面が崩れます。
・設備データ入力のプロパティに表示される小さな釦の位置がずれる。