土木学会出版『土木技術者のための原価管理』の一部を執筆した私が欲しかった実行予算DB
- ソフト名 :Euplotes 実行予算 With AccessDB
- バージョン :2.01
- ライセンス :シェアウェア:5000円
- OS :Windows
- 開発 :いつも改善中
Euplotes 実行予算 With AccessDB詳細
3年間お待たせしました。 Excel2013の複数ブックに対して全て個別にインスタンス(Excel本体)を作成する、という機能改良に対応させるため、また不安定だった Excel2013 が安定するまで見極めてきました。
今後主流となる64BitOS+64BitOfficeに対するチェックも行い、端末の環境に影響されないAddin形式として改良版リリースをさせていただきました。
原価管理にはまず指標となる実行予算が必要です。その前に工事獲得を判断する入札額決定の根拠となる概算予算の作成も必要です。
これらはたちまち対応する必要があり、経営者はギリギリの努力結果後の競争力ある金額を求めますが、予算作成者は竣工時の結果が自己評価につながるため安全側の直接工事費金額を出したくなります。
決算時期間際突然に工事利益を増加させるとホームラン罰金的な人事考課を受けることがあります。
従って現場担当者は会社の報告用データ作成システム以外に本音の最終予測利益がいくらぐらいか、を意識することになります。
そんなはざまのデータ処理の為にCOCOSという名称のツールを作成してT建設時代に、「嘘つき管理システム」として社内普及を行いました。しかしながらOS環境の変化追従に限界を感じてましてExcelを開発母体とすることが理想と考えていました。
ようやく18年前にイメージしていたExcelを入出力画面とした実行予算DB版を作ることができました。まだ私の理想版ではありませんが、上表と下表連動の管理とか予算単価と見積単価の切換え、複数ウィンドウ確認、独自関数による視覚的な安心感など、こだわりの機能を実装することができました。
ノートパソコンでの使用も考えてウィンド重ね表示切換え機能を付加しました。
このツールはデスクトップパソコンでフルハイビジョンディスプレーでの利用環境で作成しています。
Access2007のファイルをDBとしておりますが、Access自体は管理者の方のパソコンにあれば十分です。通常の登録参照はDAO制御にてExcel側から行いますので、ご安心ください。
工事進捗に伴う原価管理ツールに関してはこれから作ります。工事規模による管理基準レベルの考え方などの対応イメージは出来ています。
昔グレイシャムが言った「悪貨は良貨を駆逐する」ツールとして利用拡大されることを期待しています。