見えない電波状況を可視化 無線LANのトラブル解析に
- ソフト名 : inSSIDer
- 最新バージョン :
- ライセンス :無料
- 言語 :日本語
- OS : Windows,Mac
- 開発者/メーカー : MetaGeek, LLC
inSSIDer ダウンロード(Windows)
inSSIDer ダウンロード(Mac)
inSSIDer 詳細 :
inSSIDerは、PC周辺の無線LANアクセスポイントを自動検出し、詳細情報を表示するソフトウェアです。無線LANに接続するとき、接続できるアクセスポイントが複数存在する場合があります。どの電波が最も安定しているのか、inSSIDerを使えばひと目で確認することができます。電波が不安定になっている時など、トラブル原因の究明にも役立ちます。
inSSIDerは、上段にアクセスポイント一覧、下段に電波状況のグラフを表示する2ペインで構成されています。起動後、「スキャン開始」をクリックすると、周辺の電波が取得され、アクセスポイント名、物理アドレス、チャネル、セキュリティの種類などが表示されます。下段のグラフエリアには各アクセスポイントの信号強度がリアルタイムで色分け表示されます。
例えば現在地から接続できるアクセスポイントが複数ある場合に、最も高速に通信できるポイントを選択することができます。グラフを見て、信号強度[dBm]が高いアクセスポイントを見つけましょう。また、自宅のアクセスポイントに接続しているはずなのに何故か通信が途切れる、という時は他の電波が干渉している可能性があります。チャネル欄で自分が接続しているアクセスポイントと重複・近接する設定のポイントが他に無いかを確認しましょう。重複や近接したポイントが見つかった場合は、チャネル設定を変更することをお勧めします。
ただし、inSSIDerは状況を表示するだけのソフトウェアなので、接続やチャネル変更を行うことはできません。Windowsの「ワイヤレスネットワーク接続」機能や無線LAN機器メーカーが提供する接続ソフト、アクセスポイント自身が持つ設定機能(管理画面など)などを利用しましょう。利用上の注意としては、inSSIDerをインストールするPCに無線ネットワークカードが搭載されていることが必要です。また、画面メニューは日本語化されていますが、インストールの画面とヘルプは英語で表記されています。
inSSIDerは、PCを取り巻く電波状況を可視化してくれるソフトウェアです。最適なアクセスポイントを見つけ出す時や、接続不良の際の原因究明に役立てましょう。
良い点
- 無線LANアクセスポイントの強度が分かる
- チャネルやセキュリティの有無が分かる
- スキャン開始をクリックすると利用できる
惜しい点
- 無線LANの接続やチャネル変更はできない
- インストール画面とヘルプは英語表記