スピード、シンプル、セキュリティの三つに重点を置いて開発されたGoogle Chrome互換のWebブラウザ
- ソフト名 :SRWare Iron
- バージョン :67.0.3500.0
- ライセンス :その他
- OS :Windows
- 開発 :SRWare
SRWare Iron詳細
「SRWare Iron」(以下、「Iron」)は、オープンソースのコード「Chromium」をベースに開発されたWebブラウザです。同様に「Chromium」をベースに開発された「Google Chrome」と互換性があり、「Google Chrome」で動くスクリプトは「Iron」でも問題なく動きます。そのため、「Google Chrome」のテーマや拡張機能がそのまま使えます。ルックスや使い勝手もよく似ています。
大きな違いとして、「Google Chrome」はさまざまな情報を「Google」に送信する機能を備えていますが、「Iron」は同様の機能を備えていないという点です。「Google Chrome」の情報送信機能は、デフォルトでは無効になっていますが、自動アップデートのように無効にできないものもあります。
「Google Chrome」が備える機能で、「Iron」で省略されているものは以下の通りです。
(1)インストレーションIDの生成:「Google Chrome」は、初回起動時に「インストレーションID」を生成して「Google」に送信し、プロモーションコードの生成などに使っています。
(2)サジェスト機能:アドレスバーに記入した文字列を「Google」に送信する機能です。
(3)別のエラーページ表示機能:存在しないURLをアドレスバーに入力すると、サジェスト機能と連携して、エラーページが「Google」サーバーから送信される機能です。
(4)エラーレポート送信機能:利用中に不具合が生じると、その情報をGoogleへ自動送信する機能です。
(5)RLZトラッキング:「Google Chrome」がダウンロードされた際に生成され、「Google」サーバに情報を送る機能です。
(6)Googleアップデータ:Google Updater.exeを常駐させ、常に最新の「Google Chrome」に自動更新する機能です。
(7)URLトラッカー:Googleのページが開かれた5秒後に起動するように設定されています。
逆に、「Iron」が備える+αの機能もあります。
(1)広告ブロック機能:adblock.iniファイルを「SRWare Iron」フォルダにコピーすると広告ブロック機能を利用できます。
(2)ユーザエージェント指定機能:UA.iniを書き換えることにより、好きなユーザエージェントを名乗ることができます。
(3)ポータブル版の「Iron」も利用可能:レジストリを書き換えず、USBメモリ等に入れて持ち歩けるポータブル版も用意されています。